1月の修理品の中から、修理のやり方の違うモノを抜粋しました。 
◆左上の場合。
 当店での一般的なネック折れの修理です。通常、この様に1つあて木で補強します。
8割から9割はこの様な修理になります。
◆左下の場合。
 この場合は、ネックが完全に取れてしまった修理です。
ナット付近に有る丸い跡は両サイドに着いていて、まず取れているヘッドを接着する為にあて木します。
 次に、着けた状態の上から通常のあて木をします。これで強度を稼ぎます。
ボリュートが着いているのは、この楽器が70年代のものなので付けました。
◆右の場合。
 この場合は、上の修理と同じで完全にヘッドが取れた修理です。
違うところは、取れ方が鋸で切ったように繊維とは垂直に折れてしまい、木口同士で着けることになってしまった所です。
この場合は、先に通常のあて木をして、両サイドの補強をしました。

 当然ですが、この後に塗装をして目立たない様にします。
一概に、「この場合はこうする」というのは修理の場合は有りません。
 上記の修理にしても今回この楽器に関してはこの様にしました、という形なのであしからず。
通常この様なネック折れの場合は、1ヶ月〜1ヶ月半で終了します。

修理 2001-2003
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